okometaberune

なんてことのない日々

20180217

誕生日だった。いしちゃんと待ち合わせして、神戸どうぶつ王国に向かう。いしちゃん、なんてほとんど呼ばないけど、文字にするとき名前をそのままどーんと書くのはなんとなく憚られたので、こうなった。彼氏でもいいけどそれはちょっと距離がありすぎるし、かと言って恋人さんだなんて(私が書くには)可愛こぶりすぎるし、相方はもはや芸人?って感じで、こうなった。とりあえずいしちゃんにしておこうと思う。

神戸に行くのは3回目。朝ごはんを食べていなかった私はお腹すいたので、ふたり仲良く駅の売店でチョコの小枝を買った。遠足のときみたいな気持ちになった。ふたりで仲良く食べた。

神戸は案外近くて、気がついたらどうぶつ王国に着いていた。だいぶ昔に来た時は花鳥園だったことを思い出した。鳥たちのショー、想像より大きかったラクダ、ふわふわのカンガルー。猫と犬とうさぎをさわった。あったかくて気持ちよくて、実家の猫が恋しくなった。ただ、猫アレルギー持ちだからかくしゃみが出て仕方がなかった。たくさんの動物を見て、きゃっきゃと一人前にはしゃいだ。たまにはこういうのもいいな。念願だったんだよ、どうぶつ王国。

 

そのあとはIKEAに行ってお茶して、家具を見ながらあれやこれやと。24歳になって、この先のことを考えはじめたからか、「生活」の場所というものが近く感じられるようになった。この先。私は誰かと暮らすのかな。その前に一人暮らしでもするのかな。わくわくするけど、ちょっとだけ怖い。

梅田に戻って、前々から行きたかったチーズ料理のお店に行った。シェラスコ食べ放題つき。シェラスコって、BBQのことらしい。美味しいお肉、野菜、ビュッフェですぐにお腹いっぱいになってしまって、危うく楽しみにしていた焼きパイナップルが食べられなくなるところだった。串に刺されたでっかいパイナップルを、そぎ落として食べる。休憩しつつ6切れも食べてしまった。

将来の話をした。お仕事の話。不安だらけで情けないような気持ちを、すこし話した。いしちゃんはこれからどうするんだろう。もうすぐ決めるらしい。「相談はたくさんしなさい、でも決断は自分でしなさい」というのは、昔友達が言ってくれた言葉だ。同じように彼にも話した。まぁ、その通りしてもいいししなくてもいい。要は本人の自由だ。

 

私は24歳になったけど、何も変わらない。何か変われば、安心できたのかな。たぶんそうでもないと思う。

 

帰り際、欲しかったアロマ加湿器と大好きな素焼きナッツをもらった。加湿器、きちんと洗って手入れしないとカビが生えるらしい。その昔、カビが生えたまま気づかずに使用してカビをばら撒き、死亡した例があるそうな。それだけはなるべく避けたい。加湿器に殺されるのはごめんだなぁと思う。

気づけば今日が終わっていた。

明日も変わらないせれど、24歳になった私がいる。